FLOATは株式会社アマナ コミュニティマーケティングDiv.がお届けする、
コミュニティマーケティングに関する情報が集まるメディアです。
コミュニティマーケティングとは、「顧客と共にブランドをつくる」考え方であり、企業主体の「施策」ではなく、顧客を巻き込んだ「仕組み」をつくるマーケティングであると、私たちは考えています。
新たな時代の幕開け
「マーケティング」は常に「顧客と企業の関係」と共に変化しています。
昨今、ECサイトやSNSの普及により顧客が取得できる情報量は爆発的に増えました。日本の年間広告費を見ても、2019年プロモーションの花形であったTV広告(CM)はネット広告(Web)に抜かれ、顧客と企業の接点に大きな変化があったことがわかります。
広告という接点だけを見ても、今まさにこれまでにないスピードで顧客と企業の関係は変化しています。そのため、企業目線で商品を宣伝する一方通行のマーケティング活動ではなく、企業には顧客の多様なニーズに対応し、インタラクティブに関係構築をするマーケティング活動が求められています。
マーケティングの「4P」であるProduct(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)に大きな変化がある中で、企業は顧客とどのように向き合うべきでしょうか。
優先すべきはデータ?顧客?
デジタル化は、「データ」を活用したマーケティング活動を可能にしました。特に、ネット広告はテクノロジーの発展により、Web上での顧客の行動データを使って企業が広告配信をすることができるようになりました。
しかし、データを活用して企業が顧客と接点を持てるようになったことで、商品・サービスを「購買へ促すこと」が広告の目的となり、煽情的な内容で顧客を不快にしてしまうことが実際に起こっています。
一方で、「顧客満足度の向上」や「顧客との関係構築」を目的として、カスタマーサクセスが各企業で増えています。顧客が知りたいことを企業が発信して顧客とつながる「コンテンツマーケティング」という手法を取り入れる企業も増えています。
しかし、データを使い購買を促すことを重視する施策と顧客との関係を重視する施策で、目的は異なります。目的の違いにより、「両者に隔たりが生まれ、企業のマーケティング活動に一貫性が失われていくのではないか?」と私たちは危機感を持っています。企業は、どのように顧客に商品・サービスを購買してもらい、顧客との関係構築の両立ができるでしょうか。
顧客と共にブランドをつくるコミュニティ
その両立を実現する答えは「コミュニティ」です。顧客と企業が直接接点を持つ「場」をつくり、その場においてリアルな「声」を集め、その声(顧客の悩みや課題)に対して真摯に向き合い「策」を講じる。
コミュニティは顧客が顧客の悩みを解消し、新しい顧客を創出する考え方であるため、企業主体の「施策」ではなく、顧客を巻き込んだ「仕組み」であるといえます。結果的に、マーケティング施策の目的である「購買」とカスタマーサクセスの「顧客との関係構築」の両方が実現できる考え方であります。
その考え方は「顧客と共にブランドをつくるコミュニティ」であると、私たちは考えています。
コミュニティマーケティングの4つの役割
- ブランディング 認知・エンゲージメントを高める
- パフォーマンス 売上を上げる、行動を起こさせる
- サポート 顧客の持つ課題を解決する
- コラボレーション 顧客との共創が行われる
株式会社アマナは、4つの役割のコミュニティの構築支援をするPOOLというサービスを展開しています。自分たちの役割に合ったコミュニティを形成することが結果的に、自分たちならではのマーケティングやカスタマーサクセスの実現ができるのはないでしょうか。
株式会社アマナは40年間、ビジュアルとコンテンツの力で企業のブランドを一緒につくってきました。その実績をもとに、POOLはコミュニティを形成するために必要な「人が集まる”場”」×「人が関心をもつ”テーマ”」×「人にシェアしたくなる”コンテンツ”」を3つの機能でコミュニティマーケティングを実現するシステムを持っています。
コミュニティ構築支援サービス「POOL」の3つの機能
- コミュニティメディアの構築・運用
- コミュニティイベントの企画・運営
- コンテンツの企画・制作
やってみて見えてきた活路
私たちは、コミュニティマーケティングの実現可能性を提供するために、まずは自分たちがコミュニティの”今”を体感しようと、「コミュニティマネジャーによるコミュニティマネジャーのためのコミュニティイベント」を実施しています。
そこから見えた、コミュニティ施策を執行するコミュニティマネジャーのリアルは
- 部署として、専任としてではなく、他の業務と兼務で活動をしている
- スモールスタートでトライアンドエラーを繰り返しながら日々改善している
- 顧客の声を実際に聞きながら、自分たちのブランドにフィットするコミュニティのあり方を模索している
- 他の部署の人間を巻き込んで社内のモチベーションを高めようとしている
- 数字以外の顧客の反応や熱量など目に見えないものを見えるようにしている
など、私たちが運営しているコミュニティマネジャーのためのコミュニティは、同じ悩みや意識を持つ人たちとつながる場となり、リアルな声をもとに共に解決策を考えるきっかけを提供することができています。しかし、それと同時に感じたことは、同じような苦労や悩みを持つコミュニティマネジャーも少なくないということです。
コミュニティ施策をトライアンドエラーしている人たちに、コミュニティマーケティングの今をコンテンツにして提供すべく、「FLOAT」は立ち上がりました。
FLOATが提供するコンテンツ
以下のような課題を抱えているコミュニティに関心のある方にFLOATはコンテンツをお届けしていきます。
<課題>
- コミュニティマーケティングを実践しているが、施策がうまく実行できていない
- コミュニティマーケティングを検討しているが、どのように始めればいいかわからない
- コミュニティマーケティングを以前実施したが、成果につながらない、もしくは継続できなかった経験がある
- 現状のマーケティング施策だけでは限界を感じており、新しいマーケティング手法を探している
<コンテンツ>
- コミュニティマーケティングとは何か?(概念、背景など)
- コミュニティマーケティングの具体的な進め方
- コミュニティマーケティングで成果につながるヒント
など、「コミュニティの”今”」としてリアルな声や最新情報をもとに、私たちがコミュニティの価値を証明していきながら、コミュニティの活性化に必要なコンテンツを提供します。その結果、これまで見えていなかった価値を見える化することで、コミュニティマーケティングをアップデートしていきます。